小中学生起業家教育プログラム
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小中学生起業家教育プログラム 学校関係者向け

小中学生の「生きる力」を育成する
起業家教育では、
点数だけでは測ることができない
非認知能力の育成を目指します。
早期起業家教育は
子どもたちが主体的に参加できるPBL
(プロジェクト・ベースド・ラーニング)
としても非常に有効です。

支援事業の紹介

1. 本事業の目的

目的

東京都では、2030年度までに都内の開業率12%の達成に向け、起業家の裾野を拡大するための取組を実施します。
将来自分がやりたいことを実現するための手段として、選択肢に「起業」をいれる人の数は、まだまだ少ないのが現状です。
今後、都民の方にとって、「起業」そのものを、身近な存在としてもらうためには、早期教育段階から、起業について知る機会を持つことが重要です。
そこで、将来、小中学生が仕事を選ぶ際に、「起業」が選択肢の一つになるよう、都内の小中学校に対し、会社の設立、商品開発、販売などを体験する起業家教育の導入及び実施を支援します。

概要説明

本事業では、起業家教育プログラムに興味関心がある小中学校に対し、以下のプログラムを提供します。
(1)起業家講演の実施支援(出前授業)/1コマ程度
(2)総合的な学習の時間等における起業家教育プログラムの実施支援

各募集要項は以下の通りとなりますのでご確認ください。

※以下ダイジェスト動画は令和4年度起業家教育プログラム実施支援導入校のプログラムの様子です。

2. 起業家講演の実施支援(出前授業)

学校教育の中で、起業という将来の選択肢について知って頂く機会を作るため、起業家講師派遣を行います。申込フォームより伺った希望に従い、事務局にて講師を手配いたします。希望する学校は申込フォームより、必要項目に記入し申請ください。受付後、事務局よりご連絡いたします。

募集期間:令和5年5月~令和6年1月末まで
実施期間:令和5年7月~令和6年2月末まで
募集校数:都内の小学校(4年生〜6年生)及び中学校 30校まで(先着順)
実施内容:起業家講師による講演会+質疑応答など(1コマ程度)
提供内容:起業家の紹介・派遣、謝礼の支払い

3. 総合的な学習の時間等における起業家教育プログラムの実施支援

(1)令和5年度募集概要

総合的な学習等の時間に「起業家教育プログラム」を実践する学校を10校募集します。募集および支援校の選定の後、令和5年度内にご提供するプログラムの説明会を行い、令和6年度からの具体的なサポートを実施。教育目標や導入時期、その他希望をヒアリングしたのち、事務局にて指導案を作成し実践に向けた支援をします。

募集校数:10校 募集期間:令和5年5月~11月末まで 実施内容:起業家講演+模擬会社設立+事業計画・融資+製造+広告宣伝+模擬販売+決算

(2)実施フロー

  • 募集

    5月24日開始
    11月末終了

  • 支援校決定

    12月下旬予定

  • 策定支援
    (決定後随時)

    ・プログラム原案提案

    ・学校側の希望に沿ったプログラムカスタマイズ

    ・協力企業等の提案・交渉

  • 実施支援

    ・授業実施における配布物/教材の準備

    ・担当教職員へのアドバイス

    ・協力企業等との交渉

※授業実施時期に合わせてお打ち合わせ時期を変更いたします。

都内の小中学校が起業家教育プログラムを導入・実施するにあたり、基本カリキュラムを元に実施完了まで全面的にサポートします。

※支援規模は10校を予定し、支援の単位は学年単位とします。
※授業実施等に要する費用は、原則、東京都が負担しますが、微細な準備物や経費等をご負担いただく場合があります。

(3)申込

オンラインフォームより受付いたします。
申込いただいたのち、ヒアリング事項を返信メールでご案内しますので、学校内で調整の上、記入提出してください。

学校教育との関係

早期起業家教育とは

早期起業家教育とは、小中学生の「生きる力」を育成する教育手法です。

当事業では、変化や失敗から学べる、目標に向かって進む力、最後まで諦めない力、自分の力でやり切る力など、点数だけでは測ることができない非認知能力の育成を目指します。

早期起業家教育はアクティブラーニングや探求教育としても非常に有効です。

起業家教育と学習指導要領との関係

現行学習指導要領では、子どもたちの「生きる力」の育成を目指しており、変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力の知・徳・体をバランスよく育てることが求められています。また、今後、生産年齢人口の減少、グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により、社会や職業の在り方そのものも大きく変化する可能性が指摘される中、そうした厳しい挑戦の時代を乗り越え、未来を切り拓いていく力が必要とされています。

このような中、各学校では、学習指導要領を踏まえ、例えば、将来、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するためのキャリア教育や、思考力、判断力、表現力などを高めるための言語活動の充実などに取り組まれているところです。また、学校支援地域本部やコーディネーターによる地域と連携した実践的な教育も進んでいます。「生きる力」を育むこれらの取り組みとあわせて、チャレンジ精神、積極性を向上し、自己肯定感を高めるなどの効果が期待される教育手法が「起業家教育」です。

起業家教育導入により期待される学習効果

起業家教育は、起業家や経営者だけに必要な特殊な教育ではありません。高い志や意欲を持つ自立した人間として、他者と協働しながら、新しい価値を創造する力など、これからの時代を生きていくために必要な力の育成のための教育手法です。チャレンジ精神、創造性、探究心等の「起業家精神」や、情報収集・分析力、判断力、実行力、リーダーシップ、コミュニケーション力等の「起業家的資質・能力」の育成を目指すものです。

起業家教育の充実は、今後いっそう必要とされている、課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)の充実にも寄与するものであると考えられます。また、起業家教育の実施により学校と地域社会との繋がりが強化され、特色のある学校教育が実現します。起業家教育の活動は児童生徒の目線を世界に広げ、グローバルに活躍する人材の育成にもつながります。

学校教育との関係