5年生起業家教育「霞カンパニー」イメージ

5年生起業家教育「霞カンパニー」

実施概要

タイトル 5年生起業家教育「霞カンパニー」
会場(学校名) 青梅市立霞台小学校
日時 2020年8月〜2021年3月
対象学年 小学校5年生
実施期間 21時間(総合的な学習の時間)
協力 サムライTシャツ(商品作成)

プログラムの流れ

  1. 模擬株式会社「霞カンパニー」の設立
  2. 市場調査と分析
  3. 商品開発・商品評価会
  4. 価格・販売数決定と資金集め
  5. 販売に向けての準備
  6. 販売活動
  7. 決算および配当決定
  8. 利益の活用方法

プログラムの様子

テーマ
青梅の魅力を世界にPR
  1. リアルな起業体験を通して、総合的な生きる力を育てる。
  2. 青梅のよさを実感し、郷土愛を育み、起業により自ら青梅を世界にPRする力を身に付け、将来の青梅を担う人材を育てる。
  • 霞カンパニーの設立・社長選出

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    授業のオリエンテーションの後、児童の中から社長・副社長の立候補を募りました。立候補を決意したひとりひとりにビジョンを語らせ、社員となる児童の投票で社長・副社長を選出しました。予想以上の立候補者がでて、選出は接戦となりました。思いが実現しなかった児童も気持ちを切り替え、社員としてがんばることを決意しました。社長選出で会社を運営していくことの大変さを、最初にみんなで実感しました。そして、選出された社長・副社長の幹部会議で、開発する商品を「青梅の魅力Tシャツ」と決定しました。
  • デザイン開発・商品評価会

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    青梅のよさとは何か。青梅市観光課のレクチャー授業を受けました。社員でアンケートを作成し、駅やスーパー店頭で調査活動を行う予定でしたが、コロナ禍のため出来なくなってしまいました。代案として家族や近所の方々からデータを集めました。集計結果を共有して、Tシャツのデザインのポイントを侍Tシャツの社長さんにレクチャーしていただき、12グループに分かれてデザインを開発しました。グループごとに原画を作成し、プレゼンテーションの練習を行いました。体育館で外部審査員約60名参加のもと、商品評価会を実施ました。緊張しましたが、精一杯発表できました。審査の結果、上位2作品をTシャツのデザインに採用することにしました。
  • 資金集め・販売準備

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    「高いと売れない、安いと利益がでない」「商品が余ると赤字になる。足りないと利益をなくしてしまう」社員全員で、開発商品の価格と発注数を論議して、最終的に社長・副社長が2000円・300枚と決断をしてTシャツを発注しました。発注の資金は、社員ひとりひとりが、会社の経営・内容を家族や教職員に説明し、株券を買ってもらいました。その結果、30万円を超える資金を集め、無事発注することができました。納入されたTシャツは、商品の栞入れて、一枚一枚丁寧にパッキングし商品が完成しました。
  • 販売活動

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    商品は、青梅マラソンや地元スーパー、学校公開での販売活動を計画していましたが、コロナ禍によって教員への販売以外は全て中止になってしまいました。そこで、ホームページやチラシ、新聞やケーブルテレビ、市報などで、積極的にTシャツのPR活動をして、インターネット販売にも挑戦し完売を目指しました。販売の結果から税理士さんに損益計算をしてもらうと、無事、黒字が見えました。最終的には、株主に配当を付けて出資金をお返しし、利益の使い道は、社員みんなで考え、社会貢献にも役立てる予定です。

参加者からの声

  • はじめ、小学生が起業するなんて無理だと思いましたが、みんなで協力してやる気を出してがんばってTシャツを作ることができてうれしかった。みんなで取り組んでやりがいを感じました。(児童)
  • 世の中の商品を作る人の苦労がしっかり分かりました。デザインを考え、プレゼンテーションするのは難しかったけれど、商品が完成して、みんなに着てもらいたいと思いました。(児童)
  • 起業家教育の体験はいつもの勉強ではできない。将来とても役立つと思いました。(児童)
  • 子供たちは起業の経験はもちろんなく、手探りの学習スタートでした。しかし、目の変わる瞬間がありました。会社設立の瞬間です。自分たち一人一人が社員であることを自覚し、活動を開始しました。市場調査や商品評価会、出資のお願い、全て子供たちが実際に行い、それぞれ乗り越えた課題は、他の学習では得られない力になったと感じました。(担任)